良いベータグルカン健康食品を安く買うために(2)

βグルカンと免疫細胞

「良いベータグルカン(βグルカン)」とは「高純度のベータグルカン」であることは大前提だ。
これに乗じるように様々な「高純度のベータグルカン」製品が各社から販売されるようになっている。
市場の拡大は良い意味での競争を生み消費者へ還元される一方で、
いわゆる便乗商法的な亜流粗悪品も頻出しているので注意しておいた方が良いだろう。

一例を挙げると「100%のパン酵母ベータグルカンが1%入っている」製品。
高純度のパン酵母ベータグルカンが少量しか含まれていない=残りの9割は不純物やふけい剤(嵩増し粉)なのだ。
製品としての実力はベータグルカン1%以下の低純度品なのだが、
説明が巧みなので勘違いを招く可能性が高い。
もはや「パン酵母ベータグルカン」とは呼べない低レベルの内容品質品は絶対に避けねばならならい粗悪品と言えるだろう。

他の例では、小型カプセルを使った小量品にも留意したい。
高純度のパン酵母ベータグルカンでは500mg入カプセルが60粒入の製品が標準品と言える程に多く販売されているが、
小さいカプセルを採用した少しだけ安い製品が出回り始めた。
小粒のベータグルカン製品は250mg粒や100mg粒のカプセルを採用しているため、
高齢者や子供にも飲み易いとの声もある。
しかし、その内実は全体量のベータグルカンの量は減ってしまっているのに、
販売は安くならずにむしろ割高になっている。
節約するはずが、割高品を掴まされては本末転倒なので気をつけたいものだ。

本来の目的である「ベータグルカンを多く、安く」を目指すなら、
カプセルさえも省いた粉末タイプも登場している。
包材のカプセルの材料費や充填費用を省いたことで、
とても安く大量の高純度ベータグルカンを購入することができる。

“味”に関する懸念もあるかもしれないが、
純度が高く不純物の少ないベータグルカン製品なら「苦いやエグミ」は無い。
美味しい味はしないが、水に溶かすことで安く大量のベータグルカンが飲み干せるのは、
とても経済的かつ効率的な選択肢となっている。

パン酵母から抽出された「粉末・大容量のベータグルカン」は、良いベータグルカンを最も安く買う方法として、大注目の製品に間違いない。

良いベータグルカン健康食品を安く買うために(1)

ベータグルカンを主成分とする健康食品は多いが、仕事をしてくれるのは中に含まれているベータグルカン成分である。
つまり、製品の量が多い少ないは問題ではなく、それよりも遥かに重要な指標として、中に含まれているベータグルカン成分の量が多い製品が良いβグルカンだと言える。

ベータグルカンと免疫細胞

具体的な例としては、アガリクスやメシマコブに代表されるキノコ健康食品では、大量1kgも食べてさえも成分としてのベータグルカン(βグルカン)は半分の500gも含まれていない。良くても100g、多くの製品には50g程度しか重要成分が入っていないのである。。

一方、昨今に主流となりつつある高純度タイプのベータグルカン製品では、わずか100g食べるだけでベータグルカンは半分を遥かに超える60~85g以上も食べることができる。単純比較でも倍以上のベータグルカン成分を食することができるので、まさに桁が違う程に効率が良くなる。

つまりは、“純度が高い”ベータグルカン製品を選ぶことが、効率良くベータグルカンを食べられる最も解り易く、かつ重要な指標なのである。

ベータグルカン健康食品の純度に着目して健康食品を見てみると、ベータグルカンの純度=含有率は、大流行したアガリクスでも2~5%程度と低いことに驚かされる。
その後に登場したメシマコブやハタケシメジ、鹿角霊芝やカバノアナタケ(チャーガ)でも10%を超えることは無い。
最新流行のキノコ健康食品とされるハナビラタケの大げさな広告表記でも40%がやっとなのだ。

一方、世界的に大流行しているパン酵母から抽出したベータグルカン製品では、安い製品でも60%以上、最高級品ならば85%を超えるベータグルカン純度が実現されている。

もちろん価格が2倍、3倍では意味が無い。最高級のパン酵母ベータグルカンは5万円を超えるような非現実的な販売価格が多かったのだ。これほどに高額では購入できるのは一部のお金持ちだけに限られ、実用的とは言い難かった。

しかし、パン酵母抽出のベータグルカン製品もいよいよ普及が進み、最高級品質の85%を超えるベータグルカン純度の製品でも1万円以内で買えるようになってきた。

成分の分析結果を公表している信頼の置ける製造会社のベータグルカン製品を選ぶことで、良いベータグルカンを安く買うことが簡単にできるようになったのだ。