冬虫夏草(とうちゅうかそう)や山伏茸(やまぶしたけ)の健康食品に関して、まだまだ、新聞や雑誌に大規模な広告展開が多いようです。
憂慮されるのは、これらの広告記事を見て(読まされて)、宣伝記事を”情報”として受けとり、信じてしまう人が後を絶たないことです。
多くの善良の人々が、一部の悪徳業者達の意のままに操られていることが残念でなりません。
冬虫夏草や山伏茸を直接に食したり、これらを原料とする健康食品やサプリメントの摂取が体に良いこともあるかもしれません。
しかし、ほんの少しのことであり大勢に影響を受けるほどの症例は無いに等しいのです。成功体験は、極々一部、稀に見る幸運の持ち主だけに訪れる奇跡です。
その理由が明白なのですが、販売業者から説明されることは皆無です。真実は、冬虫夏草や山伏茸を原料とする健康食品やサプリメントの大部分が機能性の無い不純物であり、肝心要の機能性成分はほんの少ししか含まれていないからなのです。
古代や中世の前時代なら仕方の無いことでしたが、近代と呼ばれる今日までに科学が進歩し、特に高分子化学が発達しました。
錬金術の時代には決して知りえなかった物質成分の本質を解明する技術を、現代人は手にしています。
近代科学が解き明かした科学的な知見によると、冬虫夏草や山伏茸などの”奇跡のキノコ”に共通する成分は、「βグルカン(ベータグルカン)」という機能性成分であることが解明されています。キノコを食べると、キノコの中に含まれているβグルカン(ベータグルカン)が体内に取り込まれることで、βグルカンが機能性が発揮されることが数多くの実験の結果としました。つまり、食品や健康食品・サプリメントの中のβグルカンという成分が仕事をするのです。
だから、単純にはβグルカン(ベータグルカン)が入っていなければ何も機能せず、少しβグルカンが入っていれば機能性は少し期待でき、βグルカンが沢山入っていれば機能性が発揮される可能性は高まるのです。
前述の広告記事に”大げさ”に記載されている商品説明や、本物かどうか”怪しい奇跡の体験談“を実現するためには、かなり多量で質の良いβグルカンが必要となります。
しかし、実際の冬虫夏草や山伏茸には非常に少ないβグルカンしか入っていません。どんなに高級で高価格でも、冬虫夏草や山伏茸を原料とする製品では全体の10%前後、酷い場合には2, 3%しかβグルカンが入っていないのです。
βグルカン(ベータグルカン)が少ないことは同時に、残りの不純物が多いことを意味します。βグルカンにとって他の不純物は、βグルカンの機能性を弱めてしまう邪魔な存在なので、なるべく精製除去されるのが望ましいのですが、精製工程を実施している製品は、キノコ原料ではまず存在しないでしょう。「破砕」=「小さく砕いただけ」か、「抽出」=「熱湯で煮出した」だけの乾燥粉末や濃縮液では、少量した入っていないβグルカン成分の量に比べて、絶望的なほど大量の不純物が残存しているのです。
一方で、βグルカン(ベータグルカン)という成分の機能性が確認されて以降は世界中でβグルカンの利用が進展する一方で、βグルカンをより効率的により安価に摂取方法が追求されました。その結果、前時代には主流だったキノコではなく、酵母菌からβグルカンを抽出、精製する製法が、非常に効率的で、かつ比較的に安価であるとの結論に達しています。
主流となっている原料は、パン酵母、つまりイースト菌です。これらのパン酵母からβグルカンを抽出、精製する製法が開発され、進化した結果、キノコに比べて、数十倍から数百倍にも高純度化された製品が安価に製造できるようになってきたのです。
実際の製品内容で比較すると冬虫夏草や山伏茸では、どんなに高額な商品を買っても製品全体の2,3~10%程度しかβグルカンは入っていなかったのに、パン酵母を原料に抽出・精製した製品であれば60~85%もβグルカンが占めています。
機能性成分が5%前後で不純物が大量に満載された製品と
機能性成分が85%以上で不純物が殆ど無い製品との比較の結果は明白でしょう。
実際には、不純物の阻害要因によってβグルカンの純度の差以上に結果に差が生じるようです。
これが、冬虫夏草や山伏茸などのキノコに比べて、「パン酵母βグルカン」の効率が数十倍となる理由です。雲泥の差と言えるほどの性能差であり、比較にならないほどの品質格差は、知っている人と知らない人の結果をも左右します。
欧米では既に低効率なキノコサプリメントは衰退し、高純度で高効率な「パン酵母βグルカン」が主流になっています。
パン酵母(イースト菌)から抽出精製される「パン酵母βグルカン」の中でも、精製純度が60%を超える製品は「高純度βグルカン」とされます。さらに、その高純度ベータグルカンの中でも、βグルカン純度が85%を超えるような製品は”超 高純度”と呼ばれ、「パン酵母βグルカン」の中でも最高級品に分類されます。
この最高級品質の「パン酵母ベータグルカン」は1990年代から日本でも購入が可能になりましたが、価格が高過ぎるという問題がありました。品質の良いパン酵母βグルカンは、長らく5万円級の超高級サプリメントだったのです。
しかし、2003年以降に状況は一変しました。1万円を下回る低価格で最高級品質の「パン酵母βグルカン」が販売開始されたのです。
ついに創業13年目を迎える『βグルカン本舗』では、超高純度ベータグルカンの『オルタスβグルカン85』が製造直販されています。
最高純度のβグルカン製品で、貴重な高品質βグルカンが効率良く多くの人が摂取できるのが現代という時代なのです。
より良い製品で、より良い成分を、より安く購入できるのですから、冬虫夏草や山伏茸の健康食品・サプリメントを買う理由は無くなりました。
パン酵母βグルカンを選び食することで、βグルカンの最高効率が期待されます。